スタグフレーションとは、わかりやすく解説
スタグフレーションという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」を組み合わせた合成語です。今回はこの「スタグフレーション」について解説します。
インフレとデフレについて
まずはインフレとデフレについて解説します。
インフレ、インフレーションとは?
インフレとは、物の値段が上がることです。
言い換えれば、お金の価値が下がることを意味します。
通常、インフレ化では、物の値段とともに、賃金も上がっていきます。
緩やかなインフレは、その国が経済発展しているとも言えます。
デフレ、デフレーションとは?
デフレとは、インフレの逆で、物の値段が下がることです。
通常、デフレ化では、物の値段とともに、賃金も下がっていきます。
日本では、平成の30年間、デフレが続き、物の値段が下がり
賃金が上がらない状態が続きました。
スタグフレーションとは?
スタグフレーションとは、経済が不況な状態に関わらず、物価上昇であるインフレが起こる現象です。
通常、不況下では、賃金などは上がらないのですが、物価も同時に下がるため、大きな問題になりません。
しかし、賃金が上がらない状況に関わらす、物価が上昇することから最悪の経済状態と言えます。
スタグフレーションの原因
主に石油や食料など生活必需品の供給不足が起こると値段の高騰がおこります。
では、なぜ供給不足や値段の高騰になってしまうのか、その原因を考えてみます。
原因その1 戦争
過去に1970年代のオイルショックの際には原油価格が跳ね上がりました。
その背景には、産油国やその周辺国の内戦や紛争、戦争があります。
原因その2 投機マネー
2007年のリーマンショックのような、金融不安に陥ると、通貨などの信頼が下がるため、原油や穀物市場に投機マネーが流れ込み、原油や穀物の値段が上がってしまうという事態が起こります。
原因その3 新興国の成長
新興国が経済成長していくと、それに伴い、エネルギーや食糧の消費が増えていき、その結果、供給が減り、物価上昇を引き起こす可能性があります。
原因その4 噂話などによる買占め
伝染病の蔓延により、マスクの購入が困難になったり、売り切れるのでは?との噂が広まり、トイレットペーパーが売り切れたりと、極端な買占めも物価上昇を引き起こしてしまう原因になりえます。
世界情勢は今も変わらず不安定
日本国内において、スタグフレーションが起こる可能性がどれくらいあるのかは分かりませんが、エネルギー資源が少なく、食料自給率が低いままでは、世界の情勢変化により、スタグフレーションが起こる可能性を否定できません。
とは言え、不安からくる買占めなどをする人が増えてしまうと、物価上昇に拍車をかけることになりかねませんので、冷静な判断と対応が必要になってくるかなと感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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