ホームページで半角カナ、機種依存文字は使用してはいけない？

2021/3/31

昔からホームページにかかわっていらっしゃる方なら、一度はホームページで半角カナ、機種依存文字は使用してはいけないと聞いたことがあるかもしれません。

結論からいうと、文字コードにUTF-8というものを使っていれば、実は全く気にする必要がありません。

その経緯について書いていきたいと思います。

文字コードとは？

文字コードの説明に入る前に、今のコンピュータは、「0」か「1」しか認識できません。したがって、「A」と書いても実は0と1の組み合わせなんです。「A」はasciiという文字コードでは「1000001」という組み合わせとなります。これを文字コードといます。

ただ、余談ですが、量子コンピュータになるとその概念が全く変わります。0と1の中間をもったり両方を持つようにできるようになるので、大きく考え方が変わります。

参考）

SSLのわかりやすい仕組みと量子コンピュータについて

昔はたくさんの文字コードであふれていた

Shift_JISとかEUC-JPなどという文字コードを聞かれたことがあるのではないでしょうか。

UTF-8の登場前は、日本ではこれらの文字コードがメインでした。ただ、一部文字コードがかぶっており（これが半角カナ領域）、Shift_JISかEUC-JPどちらの文字コードかを認識できない状況では、文字化けする可能性があったため、半角カナを使ってはいけないというルールが一時期ありました。

HTML5では、UTF-8の利用が推奨されており、今では多くのサイトでUTF-8が利用されているので、半角カナを使ってはいけないということもなくなりました。また、機種依存文字もUTF-8を使う限りは問題ないでしょう。

ただし、電子メールでは使わないほうがいい

電子メールではUTF-8に統一はされていないので、半角カナや機種依存文字は使わないほうがいいですね。高い確率で文字化けします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

UTF-8の登場によって、利用禁止文字の呪縛から解放されました。
とはいえ

ホームページ
ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ

どちらがみやすいでしょうか。たとえ半角カナを使ったとしても、デザイン的にも使うことはないでしょう。

また

㍿AMS
株式会社AMS

どちらがみやすいかというと後者ですよね。
半角カナ、機種依存文字がOKだからといっても閲覧者視点で極力使わないほうがいいかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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