「目標設定」と聞くと、どう感じますか？

新年に立てた目標は、順調でしょうか？

4月は新学期の季節ですので、改めて目標設定するのはいかがでしょうか？

今回は目標設定のために重要な考え方の「ムーンショット」と「ルーフショット」について解説します。

「ムーンショット」とは、月に届くほど、高い目標のことです。

達成できたら非常にインパクトがあり、スケールの大きな目標であり、かつ信憑性があり、組織全体のモチベーションを上がることが大切です。

言葉の由来は、アメリカのケネディ大統領が、発表したアポロ計画のスピーチと言われています。

「ムーンショット」の目標が大言壮語にならなためには、プロジェクトのマネジメントが重要です。誰も達成したことがないような大きな目標ですので、様々な障壁があります。

その時にリーダーが挫けない姿勢を見せたり、時にはメンバーを鼓舞したり、仮設検証を繰り返し、プロジェクトが前進しているとメンバーが感じることが大切です。

達成水準が、50～70%ほどでも達成とみなされるような、そのような高い設定になります。

計画の立て方は、目標から逆算していきます。

一方で「ルーフショット」とは、屋根に届くほどの目標になります。

少しの努力と改善により、達成率は100％を前提に設定されます。

「ムーンショット」で立てた目標は、達成が難しい目標なので、達成できないことで、チームの自己肯定感が下がる可能性があります。

それに比べて「ルーフショット」で立てた目標は、努力をすることで充分に達成可能であることから、自己肯定感を高めやすい傾向にあります。

計画の立て方は過去の業績や、成長率から設定していきます。

「ムーンショット」と「ルーフショット」

どちらにもメリット、デメリットがあり、どちらが良いというのは一概には言えません。

チーム・組織の成長度や社会の状況などを総合的に見て、適切に設定していくことが重要と考えます。

参考にしていただけますと幸いです