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AIの処理は主にCPUじゃなくてGPU(グラフィックカード)が使われる理由とは

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AIという単語自体は20年以上前から聞かれていますが、ここ数年のAIの発展は著しいものがあります。AIは今やなんでもできそうな勢いがありますね。そんなAIが発展した裏にはCPUと呼ばれるパソコンの計算装置ではなく、画像を表示するための昔でいう「グラフィックカード」が大活躍していることをご存じの方は多くないかもしれません。

グラフィックカードは今はGPUと呼ばれています

昔からパソコンをお使いの方はグラフィックカードというほうがわかりやすいかもしれません。今ではGPU(Graphics Processing Unit)という名前のほうが一般的です。名前の通り、グラフィックを処理するユニットのことですね。ではなぜ、計算にCPUじゃなくてGPUが活用されているのでしょうか。

CPUとGPUの処理の目的の違い

端的にいうと、CPUは複雑な処理を瞬間で行うのに適しています。そのため、WindowsなどのOSだったりWordやExcelなどアプリケーションの処理を行うことに最適化されて活用されています。一方GPUは単純な処理を同時に行うことに適しています。そのため、3D表示だったり、画面に表示させるために主に使われています。

人間の脳の仕組みはCPUよりGPUに似ている

CPUはものすごく高速ですが、厳密には1つづつ命令を実行しています。一方GPUはものすごい数の命令を同時に実行することが可能です。人間の脳の仕組みはどちらかというとGPUに似ているので、超並列処理が得意なAIをGPUで実現することに気が付いた天才エンジニアがいたというわけですね。

老舗のビデオカードメーカでNVIDEA(エヌビディア)という企業が、GPUを使ったAIのノウハウを多数保持していて、現在では世界中のAIはNVIDEAのGPUで動いているといっても過言ではありません。株価が大きく上がっているというのはそういった背景もあります。

これからさらにAIは発展していくと予測される

AIはディープラーニングといって、過去のデータをすごい勢いで学習して進化しています。そのうち人間を超える日もあるかもしれません。ただ、人間とAIで一点だけ大きく違うのはAI(人工知能)とは呼ばれていますが、現時点では自我が無いということでしょうか。あくまで、人間が指示した内容を過去のデータから学習して忠実に実行してくれるというものですね。なので、空気を読んだり、合理的じゃない判断をしたり、自発的に提案したりということが苦手だったりするんですよね。基本は指示した通りに実行してくれるのがAIというわけです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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