マーケティング用語の中に「プロダクトアウト」「マーケットイン」という考え方があります。

どちらの考え方が良いのか、考えてみたいと思います。

プロダクトアウトとは

「プロダクトアウト」とは、ビジネスにおいて商品や製品・サービスを

顧客のニーズによって、決定するのではなく、

企業側が顧客にとって、必要だと考える物を提供する考え方のことです。

企業側が革新的なアイディアや新しいサービスを提案することができれば、
市場を独占することが可能である反面。

顧客が求める物を提供できない場合には苦しくなるデメリットがあります。

マーケットインとは

「マーケットイン」とは、顧客が求めている商品やサービスを調査し、
そのニーズにあった商品を提供する考え方のことです。

「顧客が求めている物を作って売る」という考え方は、一見正しいように思えます。

しかし、顧客が自分の求めている物を正確に理解しているのか？という問題があります。

たくさんのアンケートを取っても、本当に欲しい物が現れないことの方が多いのではないでしょうか。

プロダクトアウトとマーケットインはどちらが優れているか

一時的に、「マーケットインの方がプロダクトアウトより正しい」という論調がありました。

けれども、例えばiphonやアマゾンのようなサービスがマーケットインの考え方で生まれていたか？
と言われれば、そうでは無いでしょう。

革新的なアイディアを持った経営者がいたからこそ、生まれた製品やサービスだったと言えます。

結論としては、どちらが優れているか？という二項対立的な考えは危険です。

どちらの考え方にも一長一短があり、時と場合によって両方の考え方を持っている必要があると考えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

「プロダクトアウト」と「マーケットイン」

どちらが正しい、間違っているではなく、
どちらの見方、考え方も大事です。

多角的に捉えることが大事ではないかと考えます。

また、気に入ったサービスや商品があったら、どのようにしてそのサービスや商品が誕生したのか。

「プロダクトアウト」なのか？「マーケットイン」なのか？

調べてみると意外な発見があるかもしれません。

参考にしていただけますと幸いです。