2021/4/7
グローバルIPアドレスとは世界中に唯一割り振られているIPアドレスになります。
一方ローカルIPアドレスとは192.168.x.xのように家庭やオフィスなどで使われているアドレスになります。
なぜこのようなことになったかというとその一つにIPv4のアドレスの枯渇問題につながります。
1台1台のPCにグローバルIPアドレスを割り振ってしまうと、グローバルアドレスは約43億しかないのでグローバルIPが枯渇してしまいます。
例えば1家庭や1オフィスのルータにグローバルIPを割り振って、複数のPCからのアクセスをルータが代表してデータを持ってくる形にすればグローバルIPアドレスを節約することができます。
またルータが防御壁のようになってくれるので、セキュリティ面でもメリットがあります。 これはNAPTとかIPマスカレードという技術がもとになってます。
この技術が無ければ、今頃IPv4のアドレスは完全になくなっていたことでしょう。
このような技術のおかげでグローバルIPアドレスは枯渇するといわれ続けても何とかやりくりしてこれましたが、そろそろさすがに厳しそうな感じがします。
石油のように新たな埋蔵がみつかることで枯渇する時間が延びることはないので、近い将来IPv6への移行が必要になるでしょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
