ECサイトで気をつけたいチャージバックとは?
これからECサイトを立ち上げるかたは「チャージバック」について知っておいたほうがよいと思います。
チャージバックはクレジットカード決済においてカード所有者を守るための仕組みなのですが、一方でECサイト運営側にとっては損害を被るだけ泣き寝入りとなってしまうかもしれないからです。
クレジットカード決済のチャージバックとは?チャージバックでECサイトが被害を被るワケとは?被害にあわないための対策についてお伝えします。
クレジットカード決済のチャージバックとは?
チャージバックとは、クレジットカード保有者を悪意の第三者による不正使用から守るための仕組みです。
サイバー攻撃などでクレジットカード情報が流出したといった事件が後を絶ちませんが、流出したカード番号情報が闇サイトなどで流通・取引されていて、それらを取得した悪意の第三者がECサイトなどで不正使用し、商品を騙し取り転売サイトなどで現金化するといったことがおこなわれているそうです。
クレジットカード保有者が後日カード利用明細をみて、自身が購入したものではないものをみつけてクレジットカード会社に異議申し立てをおこない、クレジットカード会社が調査のうえその申し立てを認めると、クレジットカード保有者保護のためにそのカード利用(ECサイトにとっては売上)が取り消されます。これがチャージバックです。
チャージバックでECサイトが被害を被るワケ
上記のように悪意の第三者によって自分のクレジットカード番号をECサイトで不正利用されてしまった場合には、そのカードの保有者はチャージバックという仕組みで守られます。
一方、注文を受けて商品を出荷したECサイトの場合はどうなるかというと、
- ①そのクレジットカード番号での注文と同時に与信枠が確保されたので注文通りに家電商品45,000円を発送した。
- ②その発送のために配送料2,500円がかかり、ECサイトシステム利用料2,850円などもかかっている。
- ③また商品出荷業務等をおこなうアルバイトの人件費も2,000円かかっている。
後日、そのクレジットカード番号は悪意の第三者によって不正使用されたものだとわかるとクレジットカード会社から売上は取り消され代金は一切支払われません。
そのクレジットカード会社からもどこからも補償や補填などを受けることはできず、商品代金や配送料他でかかった52,350円はすべてECサイトの損害と泣き寝入りすることになってしまうのです。
チャージバックでECサイトが被害に合わないための対策案
ECサイト決済システムや保険での対策案
- ①3Dセキュア(クレジットカードに記載されていないクレジットカード保有者本人しか知らないパスワードを使用しなりすましを防ぐ)導入
- ②クレジットカードの不正使用を検知する「不正検知サービス」を導入
- ③チャージバックによる損害の保険を利用する
といった対策があります。
※3Dセキュアは、ECサイトシステムが対応していることが必要。またクレジットカード保有者があらかじめ3Dセキュアをクレジットカード会社に申請して利用できるようにしておくことが必要です。
利用を検討されているECサイトシステムでは、どのようにクレジットカード不正使用への対策をとっているのかを事前に確認しておくことをおすすめします。
参考になれば幸いです。
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