ホームページ開設に必要な独自ドメイン。独自ドメインで使用できるのは基本、アルファベットと数字、記号-ハイフンのみです。

しかし実は日本語（漢字やかな文字）も独自ドメインに使用できるのです。日本語を使ったドメインのことを日本語ドメインと呼んでいます。

日本語ドメインの例

• 総務省.jp
• 渋谷英語教室.com

※英数字と合わせることも可能です。

日本語ドメインのメリット

わかりやすく覚えやすい

日本人にとっては、アルファベットで書かれたURLよりも日本語で書かれたURLのほうが直感的にわかりやすく覚えやすいです。

「www.soumu.go.jp」ですと頭の中でアルファベットを日本語読みに変換してしまいます。

「総務省.jp」であればパッと見ただけでドメイン名とその内容を認知できまた記憶に残りやすいです。

検索結果で目立つ、目にとまりやすい

検索エンジンの検索結果では「ウェブページのタイトル」その下に「ウェブページのURL」という並びで表示されています。

アルファベットのURLが並ぶなかでひとつだけ日本語ドメインが入ったURLがあるとユーザーの目にもとまりやすいですよね。

日本語ドメインのデメリット

リンクを貼りにくい

日本語ドメインのウェブサイトのリンクを貼る時には「ピュニコード」というものに変換する必要があります。

「渋谷英語教室.com」→「xn--wbtt9t18gprwzyicmc.com」

独自ドメインメールアドレスとして使いにくい

日本語ドメインの場合、独自ドメインのメールアドレスも「ピュニコード」の文字列となってしまうのでメールアドレスとしては使いにくいです。

わかりやすく覚えやすい日本語ドメインのはずが、何だか怪しいメールアドレスになってしまいます。

「渋谷英語教室.com」→「otoiawase@xn--wbtt9t18gprwzyicmc.com」

日本語ドメインをリダイレクトして使う

日本の総務省ではユーザーが入力しやすい、覚えやすいURLとして日本語ドメインをいくつかのウェブサイトで採用しています。

例えば「https://総務省.jp」とURLを記憶してもらい、ブラウザのURL欄にそれを直接入力することでアクセスしてもらうという使い方です。

• https://総務省.jp → 「https://www.soumu.go.jp/」へリダイレクトする
• https://電波利用.jp → 「https://www.tele.soumu.go.jp/」へリダイレクトする
• https://電波申請.jp → 「https://www.soumu.go.jp/」へリダイレクトする
• https://インターネット申請.jp → 「https://www.soumu.go.jp/」へリダイレクトする

このような「日本語ドメイン＋リダイレクト」という使い方は一般の企業でも使われています。

キリンビバレッジ：「キリンビバレッジ.jp」「生茶.jp」

参考になれば幸いです。